ミャンマー人雇用の注意点と現場を重視した独自の日本語教育 | 特定技能online

ミャンマー・ユニティ社に聞く
ミャンマー人雇用の注意点と現場を重視した独自の日本語教育

アジア周辺各国と比較し、ミャンマーから採用した方が良い点を教えてください。

よくミャンマーと比較される国としては、ベトナム・インドネシア・フィリピン・モンゴル・ネパールあたりでしょうか。
外国人雇用という点で、もちろん各国良い点、悪い点があります。ただ、総合的にミャンマーはかなり高得点になってくると考えています。

まず、ベトナムはミャンマーに比べて、自己主張が非常に激しいです。実は弊社はベトナムでも送り出し機関を一時経営していたのですが、日本人よりも自己主張し、自分の意見を譲らない方が多いと感じました。ミャンマー人は自己主張が少なく、日本人よりも控えめな性格と言われています。

インドネシアと比較するとやはり宗教の違いが大きいと思われます。国民性はミャンマーと似ているところがありますが、宗教が違えば文化・習慣が変わってきます。雇用側から見た時に、日本での生活や職場環境に早く順応できるという点は重要であり、仏教の考えが根付くミャンマー人材を選ばれる方もいらっしゃいます。

フィリピンはやはり、日本での就労手続きが複雑です。POLOやPOEAなど、他国にない機関とのやり取りもあるだけでなく、本人から一切の費用を徴収してはいけないというルールもあり、結果的に受け入れ企業の負担が重くなってきます。受け入れやすさという点では、ミャンマーの方に優位性があるでしょう。

モンゴル、ネパールは、人口がミャンマーに比べても少ない国々です。人材の豊富さという点において、ミャンマーで候補者を探されることをお勧めいたします。

ミャンマー人材を雇用するうえでの注意点を教えてください。

まず、ミャンマー人材への接し方についてです。
先ほどもお話ししたように、ミャンマーは仏教国で国民全体が非常に優しいです。嘘のようなお話しですが、生まれてから1度も叱られたことがない人がいるくらいです。

日本で生まれ育ったからこそ気づかないこともあると思いますが、日本人は子供のころから叱られて育っているんです。ミャンマーからするとスパルタ教育を受けているような印象です。

我々の学校でも、日本はミャンマーに比べてコミュニケーションが激しいという教育は行いますが、雇用側もミャンマー人材のそういった背景もしっかりと理解したうえでコミュニケーションをとらなければ、離職につながる可能性もあるでしょう。

またアジアではよく言われますが、時間間隔や衛生観念についても注意が必要です。
時間に関しては日本人が突出して厳しいのかも知れませんが、ミャンマー人は時間を守るという考えが非常に緩いです。
衛生面に関しても、手洗いの習慣がなかったり、普段は裸足で歩いていたりします。コロナの影響で今後変化が見られるかも知れませんが、注意が必要でしょう。

最後に介護分野でミャンマー人を雇用する際に注意が必要なのは、お湯加減についてです。ミャンマーでは基本的に入浴の習慣はなく、水浴びのみの家庭が多いです。お湯を使うこともないので、入浴介助などにおける適温が分からない場合があります。ミャンマー人にとっては、日本人が入るようなお湯の温度をものすごく熱く感じるんです。間違っても水風呂にご老人を入れるようなことがあってはならないので、弊社でもその点はしっかりと教育しています。

ミャンマー・ユニティ社の日本語教育について教えてください。

目指しているのは日本でしっかりとコミュニケーションが取れる日本語力です。

一般職種の生徒は5か月の日本語教育で96%の生徒がN4レベルに到達します。日本語能力試験(JPLT)が半年に1回しかないので、社内でN4レベルの模擬試験を実施しています。また、介護職種の生徒に関しては日本語教育を10か月実施し、実際に90% 以上がNAT-TEST3級に合格した状態で出国しています。

また、試験では測ることのできない日本語でのコミュニケーション能力向上にも力を入れています。日本の英語学習でも、試験で高い点数を取ることができる事と、英会話ができるという事は別物だと思います。
そこで弊社は、日本人教師による日本語での会話の授業を毎日行っています

試験に受かることももちろん重要です。ただそれ以上に、来日後の仕事現場において、同僚・上司・お客様と日本語でしっかりとコミュニケーションができる日本語力が重要だと考えています。

特に介護現場においてはこの力が問われます。入居者のご老人の方々の言葉が聞き取れて、ちゃんと意思疎通ができるという事が非常に大切です。
世界中に沢山の送り出し機関がありますが、日本人教師を雇い、会話の授業を毎日行っているのは我々だけだと思います。なぜなら膨大なコストがかかってしまうからです。

現地人の日本語教師であれば、月給数万円で雇用できると思います。ところが日本語教師の場合、給料や住宅費を入れると30~40万円かかるケースが多いです。そこまでコストをかけて日本人教師を雇い、毎日日本語による会話の授業を行う送り出し機関は弊社を除いて他にないと思います。そのため、日本語力・コミュニケーション能力が高い人材を送り出すことができています。

受入れ企業様によっては、様々な国の人材を比較するために、複数国からの人材を受入れていらっしゃることもあります。そういった企業様からも、「ミャンマー・ユニティさんの人材を次回も雇用したい」「これからはミャンマー・ユニティさん一社で採用活動します」など、嬉しいお声もいただいています。

ミャンマー人材の介護現場への親和性や、介護分野を目指す人材に対する日本語教育について伺いましたが、その他介護分野における御社の特徴はありますでしょうか。

介護に関しては、座学・実技合計168時間の、日本人介護講師を中心とした介護教育を実施しています。

介護は命を扱う仕事です。基本を学ぶために初めに座学を中心に行い、その後実技を通して体験学習を実施します。介護現場で経験をもつ日本人講師が直接を講義しますので、日本水準での教育レベルとなっています。

実際に介護の実習生を142名送り出していますが、誰一人として離脱することなく、施設の方々よりもとても良い評価をいただいております。

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