技能実習から特定技能へ移行が可能な業種は?
「技能実習2号を良好に修了している」状態とは?

「登録支援機関.com」を運営し、登録支援機関へのサポートを行う、ON行政書士事務所 長江代表にお話を伺いました。

-技能実習生から特定技能へ移行するパターンにおける、注意点についてお聞かせください。

技能実習から特定技能へ移行するパターンで注意する点は、技能実習で受け入れられていた職種が、特定技能では受け入れられないケースがあるという事です。

下記、出入国在留管理庁作成の「新たな外国人材の受入れ及び共生社会実現に向けた取組」の資料をご確認ください。
「分野(業務区分)」がグレーになっているものに関しては、技能実習での受入れ可能ですが、特定技能では受け入れできない職種になります。

例えば衣服、繊維関係や、家具、紙、段ボールなど、技能実習生の受入れは可能であっても特定技能制度は対象外という職種がいくつか存在します。

技能実習生でとても仕事を頑張ってくれて、まだまだ長く働いてほしいにもかかわらず、特定技能制度に移行できないというお話を実際に聞くこともあります。

それぞれの業界団体などが国に働きかけているという話もありますし、2019年末に入管法の改正が成立した際、2年後に見直す附帯決議が国会でされているので、2021年春には製造業をはじめとして特定技能制度での受け入れ業種が増えることを期待しています。

新たな外国人材の受入れ及び共生社会実現に向けた取組(40-46P)

引用:出入国在留管理庁「新たな外国人材の受入れ及び共生社会実現に向けた取組」40-46P http://www.moj.go.jp/content/001293198.pdf

  

-「技能実習を良好に修了する」という文言がありますが具体的にどういうことなのか、事例をもとにお話しいただければと思います。

「技能実習2号を良好に修了」というのは分かりにくい表現ですが、主に以下の4パターンが考えられます。

①「技能実習から特定技能へ移行」 技能検定3級などに合格している
②「技能実習から特定技能へ移行」 技能検定3級などに合格していないが「評価調書」を提出できる
③「技能実習を終えて一旦帰国したが特定技能としてまた日本で働きたい」 技能検定3級などに合格している
④「技能実習を終えて一旦帰国したが特定技能としてまた日本で働きたい」 技能検定3級などに合格していないが「評価調書」を提出できる


注意点としては、技能実習旧制度では技能検定3級などの受験が必須ではなかったため未受験の方も多いことや、試験に不合格であった場合である上記の2番目と4番目です。

この場合は技能実習で働いていた勤務先や監理団体から、当時の実習中の出勤状況・技能の修得状況・生活態度や日本語能力などの所見を記載した「評価調書」を提出することになります。

また、技能実習と同じ会社に就労する場合は、上記を省略できる場合があります。
省略できる場合の条件は下記となっています。

特定技能外国人を受け入れようとする会社が、当該外国人を技能実習生として受け入れていた会社であり(当該外国人が技能実習2号を修了して帰国した後に、特定技能雇用契約を締結し同じ会社で受け入れる場合も含む)、過去1年以内に技能実習法の「改善命令」(旧制度の「改善指導」を含む)を受けていない場合

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