続々と入国する外国人材。受入れ企業に求められるサポートとは? | 特定技能online

続々と入国する外国人材。受入れ企業に求められるサポートとは?

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ー受入れ後、外国人材は日本での生活において、どのような点が大変でしょうか?

もちろん日本語でのコミュニケーションを取る事も大変ですが、日本人の考え方を理解する事も難しい部分です。

ゴミ出し

特にゴミの出し方で、地域によってゴミの出し方が全然違うということを1から理解してもらう必要が出てくるパターンは多くあります。

日本を全く知らない場合は、「なぜ分別の必要があるか?」という部分からスタートしなければなりません。

地域によって、可燃とペットボトルを一緒に捨ててもなにも言われない地域があり、逆に大変厳しい地域もあります。名古屋などは厳しいので分別は正しく行う必要があるのですが、実習生同士が情報交換する中で、この町はまとめて捨ててもよい、この町はダメなどの話題が出て、「なぜうちはダメなのか?」という話になってしまうことがあります。ここまで教えるのは大変です。

携帯電話

スマートフォンについては、支給した上で給料から引くところもあれば、個人のものをそのまま使用するところもあります。

基本的にフィリピンの方は携帯を全員持っており、日本へも持ち込みます。特にフィリピンの方はメッセンジャーでのやり取りが多く、送り出し機関ともメッセンジャーでやり取りしてらっしゃいます。日本のSIMを契約してモバイル回線を使えるようにしたり、Wi-Fi環境を整えてあげて、家族や仲間とやり取りさせたりといった対応が必要です。

トイレ

日本以外でトイレットペーパーを水に流す国は世界的に少ないのが実情です。ブラジル系の話ですが、愛知の企業様でトイレ内のゴミ箱にトイレットペーパーを捨ててしまったと。

受入企業さんにとっては衝撃的だったかもしれません。ゴミ箱が置いていない場合は女性用のサニタリーボックスに入れてしまう場合もあるので、フィリピン人に限らず注意が必要です。

特定技能は現状、大半が技能実習生からの切り替えのため、理解しているとは思いますが、来社時に念押し的に指導しても良いかもしれません。

  

ー労働環境の整備が大切と良く聞きますが、具体的にはどのようなことが必要なのでしょうか?

フィリピン人に言えることは、あくまで自分が見て思う部分ですが、寂しがり屋が多いように感じます。

外国人人材の受け入れをうまくやられている企業様は、どこも外国人材とのコミュニケーションを大切にされています。

ただ働くだけというものではなく、1週間に1回は必ず意識的に会話する時間を設ける等、日本に慣れていく環境を用意し、不安を取り除く工夫はやはり重要です。

例えば、3ヶ月に1回程度、皆を集めてバーベキュー企画をされているアットホームな会社様もございます。また地方の方も温かい印象です。北海道の酪農家の方はフィリピン人材にとても親切で、来日した人材は5年の技能実習が終わった後も、また特定技能で残りたいと言っておられる方がほとんどでした。

また優しく接するだけでなく、外国人材に対して、日本になぜ来たかという意識を持ってもらう取り組みも必要です。大半の方はお金を稼ぎに来たと思うのですが、並行して日本語や日本文化を学ばなくてはなりません。「なぜ出稼ぎ先に日本を選んだのか」という意識面の醸成はしっかり行う必要があるように感じています。

フィリピン人の国民性という部分では、問題を外部要因に求める人が多いように感じます。

実習生を3年扱って参りましたが、多いのは会社側のサポートは充実しているのに、実習生がサポートを受けようとしないため指摘を受け、怒られ、その不満が弊社に上がってくるというケースです。他責とは少々異なりますが、こうした性格も特徴の一つとして受入れ企業様は知っておくべきかと思います。

  

ーフィリピン人材を雇用する上で、期日や時間に対してルーズなのではという点も心配です。

時間にルーズという国民性もありますが、こちらはあまり顕著ではありません。もちろん人によっては集合時間を守らない人がいますが、他国と比較してそこまで多くないという印象です。

やはり、送り出す前の勉強を通じ、「日本では時間は守らないといけない」という意識をしっかり持っている人材が多いと感じています。フィリピンにいる間は全然時間を守らない人も、日本に来れば時間を守る。そうした送り出し体制があるかどうかがポイントです。

  

ーほかに受入れ企業の方が不安材料とされている事柄はありますか?

結局「自社で人材のコントロールができるか」という部分です。そのため、アフターフォローをしっかり行う登録支援機関を選ぶことが得策です。

例えば入管への報告のみを毎月5000円/人で行う登録支援機関もありますし、一方で、監理団体による登録支援機関でサポートが手厚く、毎月2万〜2万5000円が発生しますが、特定技能人材へのサポートやヒアリングを毎月行っているところもあります。送り出し機関としては、こうしたフォローの充実している機関のほうが安心です。

毎月かかる費用なので、どうしても価格が安い登録支援機関に注目しがちかと思います。一歩踏みとどまって、しっかりとサポート内容についても検討することをお勧めします。

 

ー特定技能人材雇用中での登録支援機関の変更は可能でしょうか?

可能です。手間も少ないと思います。基本的に特定技能は直接雇用なので、登録支援機関のポジションは業務委託になっていますから、変更に関しては問題ありません。もちろんできれば変える手間をかけたくないとお考えになると思うので、登録支援機関を選ぶ段階で価格ではなく内容で選んでいただきたいです。

  

ー外国人材の日本での生活において、SANKO社ではどのようなサポートが可能でしょうか?

弊社は登録支援機関とフィリピンサイドの間に入り、定期的に「何か問題がありますか?」とヒアリングを行っています。問題が認められる場合はフィリピンサイドから対象のフィリピン人材に連絡をとり、必要であれば指導を行うという流れを取っています。

 

ー受入れ企業様の中には社内に英語が喋れるスタッフも多くないはず。そういった時の対策はありますか?

たとえば弊社ではブラジル人材と25年働いていますが、ポルトガル語は一切分かりません。その際は通訳をするアプリがあるんです。11カ国の言葉に対応した「Polyglot Link」というもので、時間制で10分3000円の料金体系なのですが、弊社ではこちらを採用しています。

電話で通訳に繋がり、英語、中国語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語は、テレビ電話にて24時間対応してくれます。対応が必要な事柄があれば「Polyglot Link」から管理側の企業に連絡をしてもらうことも可能です。

もう1点、フィリピン人を起用する際には日系フィリピン人の起用も視野に入れるという手もあります。アジアの中で日系と言えばフィリピン人しかいないと思うのですが、通常業務中の通訳や、フィリピン人実習生や特定技能人材をマネジメントもしてもらうという考え方です。

ただ逆にフィリピン人の上に日系フィリピン人は配置しないほうが良いという意見もあります。日系人は日本に長く生活しているため、日本の悪い部分や悪知恵を技能実習生や特定技能人材に教えて、面倒ごとが発生するケースも考えられます。日系フィリピン人は純フィリピン人より、自分たちが上だと思っているケースも多く、揉め事が発生することも想定されます。

こういったケースが心配される場合は、あくまで翻訳通訳等の業務での日系フィリピン人雇用を検討するのが良いと思います。

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